NHK NEWS web 日中交流絵画展 予定どおりに始まる

日中交流絵画展 予定どおりに始まる  

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 尖閣諸島の問題を巡り日中関係が悪化するなか、国交正常化の40周年記念として双方の画家の作品を展示する催しが、東京・港区で22日から始まりました。

この展示会は、日中双方の画家の作品を展示して互いの文化を知ってもらおうと、東京・港区にある中国政府の文化交流施設・東京中国文化センターと、日本のNPO法人が開いたもので、22日は日中の政府関係者も出席してセレモニーが開かれました。
 尖閣諸島を巡り日中関係が悪化するなか、さまざまな交流行事などが中止されていますが、会場には作品35点が予定どおり展示されています。
 このうち中国の画家が青森のねぶた祭りを描いた絵は、中国伝統の水墨画の技法を使って一人一人の表情まで細かく描かれています。また、日本の画家2人の作品は、中国の伝統的な祭りや少数民族の祭りの様子を描いています。
 日本側の主催者のNPO法人の村田寛代表理事は、「日中の間でさまざまな問題があっても、絵画などの文化を通して交流していく機会を今後も続けていきたい」と話していました。
  この展示会は、来月9日まで開かれています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121022/k10015932921000.html