プロフィール

水墨画家傅 益瑶 (フ・イーヤオ)

     

          1947年 江蘇省南京市に中国近代画檀の巨匠・傅 抱石 の第五子として生まれる。南京師範大学(中国古典文学専攻)卒業後、高校の国語教師や南京博物院勤務、中国絵画史や理論の研究に従事。

          1980年 中国教育部派遣国費留学生として日本(創価大学へ留学。武蔵野美術大学大学院修士課程で塩出英雄画伯につき日本画を学ぶ。

      富士美術館(静岡)にて個展開催。東京芸術大学で平山郁夫画伯に師事。仏教芸術の神髄を探求するとともに、社寺の障壁画制作を意欲的に行い、横浜市円満寺本堂の障壁画「比叡山延暦寺図」「天台山国清寺図」二面をはじめ、京都大原三千院の襖絵「三千院の四季」等多くの作品に精力的に取り組んだ。

1990年 「社寺障壁画の一連の作品を対象に第二回「倫雅美術奨励賞」を受賞。又、日本の祝祭文化に深い関心を持ち、全国各地の祭りに足を運び描いた「五彩十二祭」を発表し話題となる。

1994年 慈覚大師円仁生誕千二百年記念として、比叡山延暦寺に「円仁入唐求法巡礼図」(全二十五図)を奉納、延暦寺国宝殿に大壁画「仏教東漸図」を制作。

1995年 日本の祭を描き続けている功績により、「神道文化奨励賞」((財)神道文化会)受賞。

      NHK教育・趣味百科「水墨画への招待」の講師として出演、好評話題となり全国に名が知られ渡った。

2000年 ニューヨークのナショナル・アーツ・クラブや国連本部で個展を開催。

2002年 道元禅師750回大遠忌記念には「祖道傳東図」(全三十六図)を大本山永平寺に奉納するなど、勇壮華麗な大作を次々と生み出している。

2003年 約六年間に及ぶ月日をかけ、芭蕉の歩いたほとんどの地を訪れて完成させた

      「芭蕉・奥の細道を描く=全36図=」のシリーズは話題を呼び、収蔵されている仙台のカメイ記念展示館で全作品が公開される。この間、NHKの平成古寺巡礼「祖国寺」、「土曜日の朝」、「夢の美術館 《国宝百選》雪舟の旅」など多くの番組に出演し、また日本国内は勿論スイス、香港、シンガポール、台湾等で個展を開催し、国際的な画家として注目される。

2004年 中国北京の国立中国美術館において、中国人民対外友好協会創立50周年を

      記念として「傅益瑶画展」が開催された。同時に中国美術館・美術研究会主

      催により「国際討論会―傅抱石・傅益瑶の絵画について」が行われた。

7月に銀座松坂屋で「傅益瑶・奥の細道36景展」、10月には酒田市立美術館

で「永平寺所蔵傅益瑶墨画作品と寺宝展」を開催。

12月には台湾台北・国立国父記念館「傅抱石百年大展」で「父傅抱石の仕女

画について」と題する記念講演を行った。

2005年 中国景徳鎮で染めつけ磁器制作、上海にて個展開催

2006年 上海辞書出版より「我的東瀛歳月」「我的父親傅抱石」「窯火丹青」「仏教東漸図」(複製)を出版し、“上海書展”(ブックフェアー)に参加出品。同時に記念行事の一環として「日中文化交流の歴史と現状」と題するシンポジュームをプロデュースし話題となる。

      9月には「絵解き菜根譚―108の処世訓」(雄山閣)を出版。

2009年 長野市に於いて「傅益瑶・日本の祭絵展」を開催。同時に画集「日本の祭り」(日本祭礼文化の会)を発行。

2010年 上田市創造館に於いて「傅益瑶・日本の祭絵展」を開催。

      その他絵画制作、個展、テレビ、ラジオ、講演、出版などに活躍。

2011年 長野県池田町立・北アルプス展望美術館、小布施町立・千曲川ハイウィ美術館にて「傅益瑶・日本の祭絵展」を開催。

2012年  9月中国9 中国芸術研究院 研究員となる。

2012年  9月北京に於いて中国芸術研究院主催「傅益瑶唐人詩意画展」開催。 

2012年  10月東京中国文化センタ-に於ける-日中国交正常化40周年記念-「中  

      日祝祭文化の風情を描く展」(東京中国文化センタ-・日本祭礼文化の会

      主催)に参加。

2013年 5月ドイツ、東欧諸国取材旅行。

      石川県能登町「あばれ祭り」取材。

      7月茨城県筑西市・「下館祇園祭り」取材。

      9月地域伝統芸能全国大会・日本の祭りin石川2013「傅益瑶・日本の祭り絵展」 

      (9/2510/6日)於、石川県金沢市・しいの木迎賓館、主催・石川県、金沢市、

      (一財)地域伝統芸能活用センター、NPO法人 日本祭礼文化の会。

10月「傅益瑶・日本の祭り能登展」(10/914日)於・七尾美術館(石川県七尾

 市)、主催・能登半島広域観光協会、七尾市観光協会。

 

2014年 1月上海・朶雲軒芸術館に於いて「水墨青瓷-傅益瑶絵瓷、夏侯文青瓷芸術聯

       展」を開催(1/2126日)。

3月石川県輪島市・輪島漆芸美術館に於いて「傅益瑶・能登の祭り絵輪島展」を

  開催(3/17日)。

5月中国北京・億利芸術館に於いて「大家帰秀-傅 抱石生誕110周年・傅益瑶

  父女絵画展」(5/246/13)開催。 主催:中国芸術研究院、億利公益基金会、

  億利芸術館。

      7月茨城県筑西市・しもだて美術館に於いて「日本の祭り絵展-傅益瑶-」(7/5

        ~8/31)開催。

10月成田空港・NAAアートギャラリーに於いて「日本の祭り絵展」開催。

 

 愛媛県西条市“西条祭り”、新居浜市“新居浜太鼓祭り”を取材。

 

2015年 1月NHK日曜美術館「雪舟」に出演。

      千葉県成田市成田観光館へ「成田祇園祭」図を納める。

      2月中国江蘇省中華文化促進会より「中華文化優秀人物賞」を受賞。

      3月中国上海工商銀行ビルに於いて、中国工商銀行・朶雲軒集団公司共催によ

             り 「私と父 傅抱石展―山水・意趣・禅境―」が開催。

 中国北京、億利芸術館に於いて「色彩与心霊的約会」と題する公開講座で講演

  した。

4月NHK・ETV特集「中国でよみかえる“雪舟”―浮かびあがる日中秘史―

  に出演」。

9月愛媛県松山市、三浦美術館に於いて「日本の祭り展」(8/3010/18)開催。

 中国文化部芸術研究院へ中国の端午の節句を描いた「端午頌」(縦2m、横16m)

 が寄贈され、中国工芸美術館に収蔵される。

 国立台湾芸術大学で「傅益瑶の芸術の歩み」と題して講演。

10月国立台湾師範大学で「傅抱石とその芸術について」と題して講演。

 地域伝統芸能全国大会に於いて、一般財団法人 地域伝統芸能活用センター(名 

 誉総裁・高円宮久子殿下)、会長・中村徹)より、「祭り文化普及功労賞」を授 

 与された。

       NHK・世界遺産「黄山に遊ぶ~片岡鶴太郎・中国仙境への旅」に出演。

             大分県臼杵市市湯の里仏殿に「西方極楽浄土図」(縦178㎝×横276㎝)を製作。

2016年 2月東京新宿駅西口、プロムナード・ギャラリ-に於いて第一回「日本の祭絵展」を開催。

      5月北京に於いて「傅益瑶絵画展」を開催。

      6月東欧諸国(テェコ、ハンガリ-、ウイ-ン、ルーマニア等)を取材旅行。

       北京にて「非遺丹青 傅益瑶《端午頌》長巻展」開催。

              7月東京新宿駅西口、プロムナード・ギャラリ-に於いて第二回「日本の祭絵展」を開催。

       NHK番組制作の為、徳島市「阿波踊り」練習参加、及び風景を取材ロケ。

       8月「阿波踊り」本番にも参加。

      8月上海・中国非遺上海展示センターに於いて「非遺丹青 傅益瑶《端午頌》長巻展」を開催。

      10月29(土)・30(日)、滋賀県長浜市に於いて「日本の祭りin ながはま 2016」開催され、「長浜曳山祭」絵(縦119×204cm)を出品。

       「徳島阿波踊り」絵完成(縦119×273cm

     11月NHK日曜美術館「祭の水墨画・日本と中国結ぶ 傅益瑶」放映される。

          12月国際的中国文化活動業績が高く評価され、「第五回中華之光賞」(中国国

         務院報道弁公室等主催)を授与された。

       東京新宿駅西口、プロムナード・ギャラリ-に第三回「日本の祭絵展」を

 

         開催。

2017年 4月中国文化センター(東京)・NPO法人 日本祭礼文化の会共催により、中国文

       化センターにおいて、日中国交正常化45周年記念「傅益瑶が描く中国・日本

       の祭り絵展」を開催。

     12月 東京新宿駅西口、プロムナード・ギャラリ-に第四回「日本の祭絵展」を

         開催。

     10月台湾台北市の国立国父記念館中山画廊において「傅益瑶・瑶情寄遠」と題し

       台湾で第一回大展覧会を開催した。

       同時に瑶情寄遠」と題した画集を発行。

     12月中国上海で「水墨千金」と題し著書発行。

       上海張愛玲故居にある「千彩書坊」にて愛書者と交流、大きな反響を呼んだ。

       東京新宿駅西口、プロムナード・ギャラリ-に第五回「日本の祭絵展」を開催

2018年 1月~4月中国各地で取材旅行、及び後援活動

      5月 スペイン、フランス、ドイツ等ヨーロッパ美術館巡り研究旅行

      7月東京新宿駅西口、プロムナード・ギャラリ-に第六回「日本の祭絵展」を開

       催。

      8月 長野市において、県主催の講演会「ホストタウンNAGANO中国文化紹介講 

         座」「日中友好と文化を語る」と題して講演。

     12月 東京新宿駅西口、プロムナード・ギャラリ-に第七回「日本の祭絵展」を

         開催。

 (付記)現在、中国文化部藝術研究院研究員、人民中国雑誌社顧問でもあり、制作活動の他、執筆、テレビ等出演、講演など精力的な活動を行っている。